null57の雑記

現役大学生のただの雑記です。読んだ本を紹介したり色々なことに言及したり。たまに趣味。

綺麗に生まれなくても幸せになりたい

お久しぶりです。nullです。

 

最近整形に関してすごく世間が寛容になってきたと思いませんか。

アイドルが過去に整形をしたという証拠に高校時代の卒業写真がネットに拡散されて、沢山の赤の他人に非難されて。まるで整形自体が悪であるかのような風潮が生まれて。

とっても綺麗で、心が美しくて、仕草も可愛らしい女の子達が「でも整形したんでしょ」と揶揄される世界が憎いです。整形した顔を綺麗なツルツルのお肌に保つことや、心が美しくあろうとすること、指先の仕草や歩き方や座り方の全てに気を使うこと、そして根底にある、「自分が美しくあろうとする」ために果てしない努力を惜しまない女の子達に「でも整形したんでしょ」と言える神経が私にはよく分かりません。

 

でも、最近は整形アイドルとして、寧ろ、整形をウリにしてテレビに出てるタレントさんもいるし、youtubeでは沢山のユーチューバーが整形したくて仕方のない人達を元気づけています。

 

こうやって様々な人の活躍のおかげで、私達みたいに自分の顔が嫌いで変えてしまいたいと思っている人達や実際に顔を美しく変えた人達がひっそりと救われているのだと思うと

とっても素敵なことだなって。

 

さて、私の話に移りますが、

私はたとえ整形をするお金があったとしても、整形しないと、何となくですが、思っています。これは、自分の顔が好きだからとか、人より優れていると思っているからとか、そういう理由ではありません。

 

自分の顔は好きじゃないです。実際人より劣ってるし、スタイル悪いし。そうそう、スタイルって理想の形に変えられないからもっとタチ悪いですよね。

私の目が、もっと大きくて平行二重で涙袋がぷっくりあって蒙古襞が無くて、唇は薄いながらも御人形さんのようで、鼻が鼻筋の通った小さいものだったら、めちゃくちゃ自信つくし、梅田を真っ直ぐ前を向いて歩けるし、不機嫌に見えないように唇の端を噛んでいる必要もなくなるんだと思います。そんで、フランフランでお洒落なマグカップを買えます。

 

でも私は、多分整形しない。

お金があっても整形しない。

 

上手く言えないけど、自分の自己肯定感の低さは顔の美醜によるものじゃないと気付いているから。というより、そう信じていたいから。

 

顔が美しくなるだけで、私がフランフランのお洒落な食器を買い揃えて、なんの悩みもなくフリフリのクッションを抱き枕にして寝られるなんて、考えたくない。

整形したら、自分のことを心から愛せるようになりますか??

 

この私の自己肯定感の低さが、私の生まれつきの顔から形成されたものであるとするなら、私が数年間死にたくて死にたくて苦しみ続けたあの期間はなんだったんだろう。私がもっと美人に生まれたら首を吊らずに済んだのか、手首に一生残る傷を残さずに済んだのか。あんなに死にたいと思うことなんて無かったのか。

生まれつきの顔だけで私の人生が決まってしまったなんて、私は認めたくない。生まれつきの顔だけで人の人生を決定する社会なんて悲しい。

 

もちろん、私だって綺麗で可愛いマグカップと、薄汚れたマグカップがあれば、綺麗で可愛い方を取るんだけど、それだけで人生が決まるなんて悲しい。綺麗に生まれなくても、幸せになれると信じたい。そういう世界であってほしいという思いがあります。

 

綺麗な顔に生まれなくても、自分のことを愛せるようになりたい、胸を張って堂々と歩けるようになりたい、人に写真を撮られる時に自然に笑顔になりたい、そしてフランフランでお洒落で可愛いマグカップを買うんだ。

 

だから私は整形しない。

綺麗な顔で生まれなくても幸せになれるのだと信じていたいから。